3章―7 考察の習慣

 

「うーん・・・」

 

寝言を言いながら寝がえりを打つ拓斗

 

「ピピピッ!ピピピッ!」

 

「あー・・・朝か・・・」

 

昨夜のインパクトが強く中々寝れず寝不足であった為起きるのに苦労する

 

〈あれは何だったんだ・・・何であんなにおれのエントリーする方向と逆に動いたんだよ〉

 

まるで相場が自分のエントリーするタイミングを把握しているかの如くの展開だったので狙われているのではないのかと錯覚を起こしてしまう程であった

 

とりあえず考えていても仕方ないので支度をし出す

 

そして、出勤し作業を開始しだした

 

―――――― 

 

昼になり昼飯を食べた後拓斗はまたスマホで昨日の現象について調べていた

 

「あ!あった・・・これか」

 

似たような現象の説明をしているサイトがあったので見てみる

 

内容は往復ビンタが起こる状況と詳細と書かれていた

 

【自分の使用している時間軸では持ち合い相場になっている時に初心者が起こしやすい事

 

短期足ではレンジ相場になっており、そこの高値と安値付近で向かう方向に動くと予想しエントリーをするが、エントリーポイントには水平ラインがある為反転してしまう

 

ライン付近まで来るとその方向に更に行くだろうという心理が働きエントリーをしてしまうが、勝ち組トレーダーはその心理を狙い反転する為思った方向に動かない

 

なので反転し負けを繰り返すため往復ビンタと言う】

 

昨日の自分が置かれていた状況と酷似していた

 

自分の中では高値安値更新しそうになった度にそのまま突き抜けると思いエントリーしたが結果反転し負けを重ねてしまった

 

「なるほど・・・勝ち組トレーダーは負け組の心理を狙い利益を稼いでいるのか・・・勉強になったな」

 

まだまだ学ぶ事が多いな。さすがにそう簡単には勝てないだろうけど、こうやって一つ一つを反省していけば利益につながるはずだ

 

考察の時間は大事だなと思った拓斗であった

 

 

続く