3章―3 実戦の日々②

 

自分が思う様にいかないのが人生である

 

誰かが言っていた気がする・・・チャートは人生と一緒だと

 

拓斗は自分が思う様に動かないチャートを見ていた

 

買いでエントリーし、最初は順調に上がったがすぐに下がり、その後上がり、また下がり

 

完全に相場に遊ばれている側になっていたのであった

 

汗がツーっと頬に流れているが気にせずチャートの行く末を見守るが右手のマウスは決済の部分に置かれていた

 

「・・・!!ここだ!!ここしかねぇ!!」

 

拓斗は決済を押したのであった。結果は・・・

 

トレード画像2

 

ほぼエントリーしたタイミングと変わらず利益は少しだけであった

 

「ふぃー・・・疲れた・・・」

 

一服をする拓斗、たった10分程度であったが大分神経をすり減らしたようである

 

利益はたった2PIPS0.02円であった

 

しかし勝ちは勝ち・・・初勝利に心で喜びながら画面を見ている

 

「は??えぇぇ・・・」

 

しばらく放心状態でパソコンを見つめていたが拓斗が取引を終了してすぐにチャートが動き出していた

 

上昇方向に・・・・・・

 

しかもかなりの上昇であった

 

「おいおい・・・一体どこまで上がるんだよこれ・・・・・・」

 

エントリーも出来ずただチャートを見る事しかできない拓斗

 

しばらくしてようやく上昇が落ち着いてきたようだ

 

「結局あの後から1円近く動いた・・・・・・」

 

1時間も経たず動いたチャートを見てつぶやく拓斗はもしこれが損失の方向であったらと想像すると不安しかなかった

 

自分はとんでもない世界に足を踏み入れたのではと・・・

 

そう考えると心臓がドクンッと不安な思いを強調するかのように動いていた

 

・・・・・・

 

だが・・・

 

もしこれが利益の方に繋がればすごい稼ぎになるな

 

良い方向での思いも生まれていたのであった

 

続く