3章―2 実戦の日々

 

翌日

 

昨日の実戦を経たおかげでよりFXをするのが楽しみになった拓斗は仕事をさくっとこなし終業とともにすぐにアパートに向かい出した

 

部屋に着いてすぐ食事等の事を済まし、パソコンを起動する

 

その後、ソフトを起動させ昨日同様なFXのチャートを見始めた

 

「昨日でエントリーの方法は大体わかったな、今日は予測してトレードをしてみよう!」

 

見ているチャートはドル円の5分足

 

5分足を選んだ理由はなんとなくであった

 

1分足では展開が早すぎると感じ、5分よりも上は時間がかかりすぎるなと感じたので5分足にしたようだ

 

拓斗のトレード記録

 

「んー・・・・・・」

 

チャートを見てこの後どちらに動くか予想しているようだ

 

「一回上がったけど下がったなぁ・・・で、今は上がってきたと」

 

このチャートを見て拓斗が取った予測は

 

「買い!だな。まだ上がりそうな気がする」

 

早速成行でエントリーしてみる、取引通貨は当然1通貨だ

 

「上がれ、上がれ!」

 

買いでエントリーをしている為、上がっていけば利益になるのでパソコンに向かいつぶやいている

 

もし人に見られていたら変人だと思われるだろう

 

「お、上がってきた!」

 

願いが通じたのかチャートが上がってきたので喜ぶ拓斗

 

が、

 

しかし、次の足に入った瞬間に下がりだしたのであった

 

「ま・・・まだまだ、今からまた上がる・・・」

 

完全に勝負に酔っている拓斗は熱を持っている様だ

 

例えるならスロットで負けている際にまだ勝てると思い込む負けやすい人・・・つまり自分自身であった

 

スロットを打つ際も5万負けていてもまだ勝てると思うポジティブの塊のような性格はFXにも当てはまり少し損失が出ているくらいではやめられないのである

 

何とか立て直し前の足とあまり変わらないところまで戻った所で次の足に変わった

 

しかし、また下がりだしてきたのでソワソワしだす拓斗

 

ツーっと汗が流れていたのであった

 

決済するか保持するか・・・

 

究極の二択を迫られる拓斗だがチャートは待ってくれない

 

更に下がりだしアタフタしだす拓斗は決済の所にカーソルを合わせていた

 

続く