2章―13 なつの想い

 

しばらく車を走らせ待ち合わせの10分前に目的地に着いた拓斗は先に中に入る事にした

 

店員:「いらっしゃいませー、お一人様ですか?」

 

拓斗:「いえ、後で一人来ます」

 

そう伝えると女性の店員は「かしこまりました、ではこちらへ」と言い二人用のテーブルを促した

 

椅子に座り、待っている間何も頼まないのもお店に失礼かと思いコーヒーを頼む

 

待っている間になつに連絡をする事にした

 

『先着いたし中にいるね、慌てなくていいからね』

 

連絡を終えたと同時に頼んでいたコーヒーが来たので飲みだす

 

〈久しぶりに来たけどここのコーヒー美味しいな・・・前より良くなっている〉

 

一人でティータイムを楽しみだす拓斗であった

 

 

コーヒーを飲み終え時計を確認すると予定していた時間よりも15分経っていた

 

遅れるという連絡がもしかしたら来ているかもしれないなと思い確認していると新しい客がお店に入ってきた

 

店員に促された客はこちらの方に歩いてきた

 

なつであった

 

セミロングの髪をふわりとさせ、白を基調とした服を上手に着こなしている

 

仕事している時は髪を結んでいるので全然違う雰囲気が出ていた

 

なつ:「ごめん、渋滞かかってしまって遅れた!・・・・・・どしたん?」

 

拓斗:「・・・・・・え!あ、うん・・・大丈夫、コーヒー飲んで待たせてもらってたから」

 

なつ:「えー、普通待ってようよ!まぁ遅れてきたやつが言える立場じゃないか」

 

他愛もない会話をしながらなつは座りメニュー表を見だす

 

拓斗:〈ふぅ・・・危なかった、いつもと違う格好だし見入ってしまっていた・・・ばれてなさそうだし良かったけど〉

 

拓斗の焦りを気にせず、なつは頼みたい品物を決め店員を呼び注文をし出した

 

コーヒーとデザートを頼んでいるのを聞いて拓斗も慌ててコーヒーをおかわりした

 

拓斗:「今日は休みなの?いつも夕方働いているからもしかしてこの後仕事?」

 

店員が行ったのを確認し、会話をしだした

 

なつ:「今日は休みだよー。さすがに時間ギリギリに予定入れるのはイヤかな」

 

確かに仕事前に予定入れたら焦って嫌だからそれもそうだなと拓斗は思った

 

そこから品物が来るまで他愛もない会話を続けていた

 

店員:「お待たせしました。こちら・・・」

 

そう言い品物を置いていく

 

コーヒーは二人分で良いとして・・・

 

拓斗:「頼みすぎじゃね?」

 

目の前にはデザートがたくさん並んでいた

 

なつ:「そう?全部美味しそうだったから!」

 

そう言うなつは嬉しそうな顔をしているのを横目に頼まれた品物を見るだけでお腹いっぱいになりそうな拓斗であった

 

 

続く