1章―9なりたい自分と現実の自分

 

成り行きで手相占いをすることになった拓斗は仕方なくマリの手を取り、占いを始めるのであった

 

〈やり方は2年前はまっていたから覚えている、最初は・・・〉

 

「ん!?違っていたらごめん、最近金銭面で良い事あったりした?」

 

「え?手相だけでそんな事も分かるの??」

 

手相は嘘をつかない、過去の重大な出来事から未来への推測まで見る事が出来るのだ、拓斗はうんうんと頷いた

 

「最近なんだけどこの仕事以外でも収入があってね・・・FXって言うので稼いでいるんだけど分かる?」

 

FX?為替の事だよね、知ってるよ」

 

「うんうん、当たってる。去年の冬から始めたのだけど今年に入ってから勝ち方分かって来て今日までに100万勝ってるんだ!」

 

そう言ってピースサインをしてくるマリ

 

〈!!〉

 

「勝てているってすごいね!借金する人とかもいるから怖いイメージあるなー」

 

拓斗は18歳の頃FXをしようかと考えていたのであった、しかし借金等の悪いイメージが強くやらずに終わってしまったのであった

 

「んー・・・私は借金になる事は無かったかな、投資金さえ間違わなければそんなことにはならないよ」

 

「投資金の間違い?どうゆうことか教え・・・」

 

目の前に勝っている人がいる、ギャンブルもそうだけどこういうので勝てる人は特別な人で近くにはいないと思っていたおれは色々教わりたかったのだが

 

「おい、拓斗~何二人だけで盛り上がっちゃってんの?手もつないでさ~」

 

と橘が拓斗の会話に入り込んできた、おれは手を繋いだまま会話している事に今気づき手を離した

 

「橘さん!?いやいや、そんなに盛り上がってないですよ!手つないでたのは手相占いをしていて・・・あれサキさんは?」

 

橘の隣にサキがいない事に気づいた拓斗は辺りを見渡した、すると離れたテーブルに移っていたのであった。どうやら他の客にもサキ目当ての人がいたようだ

 

「あぁー?まぁ今日はもういい・・・それより拓斗さっきから酒が進んでいないな?もっと飲めや?」

 

その後おれはずっと飲まされていた橘さんとマリがグルになっているのでは?と思うくらい空いたらすぐ入れられて帰るころには完全に酔っ払いになっていた

 

そして帰る時間になり出口に向かう所にマリがやってきた

 

「いっぱい飲んでふらふらそうだけど大丈夫?」

 

大丈夫と精いっぱい平常心に努めて答えた(実際はふらふらしていた)

 

「帰り気をつけてね、あとこれ私の名刺、また何か聞きたかったらいつでも来てね!」

 

そう言っておれは名刺をもらい、店を後にした

 

〈さすがに今日はもう限界だ、早く代行呼んで帰ろう・・・〉

 

ふらふらになりながら帰る為に橘達にあいさつしにいこうと拓斗は近づいた

 

「よし、じゃあ三件目いくぞー!」

 

橘はそう言い拓斗の腕を掴み次の店へ連れて行く

 

「は?へ?」

 

よくわかっていない拓斗はそのまま連れていかれるのであった

 

 

続く